ヨージ・ヤマモトの靴から生えてきた“表参道ヒルズ族”

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ジェム・アートのイベント『掛井五郎の部屋』が終わって、作品の返却のため、掛井さんのお宅に伺いました。

作品をアトリエに運び終わると、
「きのう出来た“表参道ヒルズ族”っていうのがあるんだけど、ちょっと見ていかない?」
とお誘いいただき、拝見しました。

「5年くらい前にねえ。芙美のために表参道で、ヨージ・ヤマモトの靴を買ってね。。。」

芙美さんというのは、掛井さんの奥さんのこと。

「買ったはいいものの、それから函からも出さずにそのままにしていて、きのう急に思い出して、函から取り出し、こんなの作っちゃったんですね。」

大きな口をあけて、あくびをしているのか、大声を出しているのか。。。思わずふき出してしまったので、失礼かと思いましたが、掛井さんもうれしそうにニコニコしていました。

掛井さんの、異貌の人体を目の前にしたとき、まったく何と評したらいいかわからなくて、いつも「いいですねぇ。」としかいえない私がなさけないのですが。。。なにか断崖絶壁に立って、「見ててごらん!」と逆立ちをしてみせて、「ほら、大丈夫でしょ!」と、こちらを安心させて微笑ませてしまうのです。

そして、どの作品も「病的」なところがひとつもない。

f0046691_16443947.jpg表参道ヒルズ族”のとなりには、無印良品のポスターがあって、よく見ると、掛井さんがその上にマジックで二人の人体を描きこんでいました。

長椅子のほか何もない空間で、くつろぐ二人の人体は、そのまま、掛井さん夫婦そのままに見えてきます。

「しぜんとこうなりました」

ポスターに書かれているコピーそのまま。。。

ギャラリーТОМで、3月18日からおこなわれる『掛井五郎の動物記』では、そんな掛井さんの生命力あふれた動物たちの作品を空間いっぱいに展示しますが、関連イベントとして、掛井さんが、心から愛する、掛井芙美さんのヴァイオリンコンサートをおこないます。

日時は、3月19日(日)の午後4時より。

狭いところですので、なるべく事前にご予約ください。詳細は、ギャラリーТОМまで。
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by gem-art | 2006-03-09 16:54 | 掛井五郎
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