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鈴木正治・掛井五郎の「木」。

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ギャラリーТОМでは、9月9日より、鈴木正治と掛井五郎による「木」をテーマにした展覧会を開催します。

鈴木正治さんは、東京ではあまり知られていない彫刻家ですが、かつては南画廊などの現代アートの最前線で発表を続け、「現代に珍しいプリミティブの精神、というより忍耐があり、…この透明な原始の心が刻みこむ、作者がそれと知らず身につけた現代的な空間意識だろう。」(東野芳明)などと評されていました。

やがて、余計な情報にふりまわされることのない、郷里の地・青森を制作の拠点にして、あたたかい人々の懐にいだかれるよう、木という素材に向かい続け、独自の土俗的な宗教観をゆっくりと、もくもくと見出してきました。

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一方、ТОМでもおなじみの、掛井五郎さんは、さまざまな素材を自在に扱い旺盛な創造力で制作を続けている彫刻家。

今回は、鈴木さんの作品に呼応するように、「木」を素材にした作品を制作してもらいました。

対照的ともいえる二人の作品の出逢いにより、ギャラリーТОМはどのような空間になることでしょう。

会期=9月9日~10月9日
開館時間=10:30~17:30

ギャラリーТОМ
by gem-art | 2006-08-27 16:06 | 鈴木正治
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