人形たちの庭 

f0046691_1519742.jpg
ジェム・アートの次回イベントの紹介です。

人形たちの庭
真夏の夜の夢-新見隆とムサビ芸文の仲間

7月21日(金)-8月27日(日)

キュレーター、美術・デザイン評論家、新見隆(にいみりゅう)と、彼が教鞭をとる、武蔵野美大の新学科、芸術文化学科学生による、コラボレーション展。選りすぐり、気鋭の現代作家の参加あり。世界から招来した、古今東西、あるゆる人形、あらゆるヒト形、人形芝居、人形ビデオ、アニメ、すべてが揃った、ワルプルギスの夜へようこそ。
[PR]
# by gem-art | 2006-06-22 15:15 | ギャラリーTOM

元紅衛兵だった唐亜明氏の講演。6月30日にもあります。

f0046691_1633258.jpg

ギャラリーТОМの展覧会「文化大革命時代のポスター展」の関連企画で、唐亜明さんの講演が、5月19日におこなわれました。

f0046691_16361471.jpg唐さんは、現在「福音館書店」の編集者ですが、文化大革命時代(1960年代後半)には、紅衛兵として積極的に運動に参加していました。

「文化大革命は、初めて中国人民が『自由』を味わった出来事だった。でも、その自由は破壊的で、多くの人々が被害を被ってしまった」

現在中国では、文化大革命を、毛沢東ひとりの責任にして、その後触れようとはしなくなってしまいましたが、唐さん自身は、その責任は、国民一人ひとりにあると思う、とも語っていました。

当時、活動に参加していた人々は、みな自発的に行動していたそうです。文革の赤や黄色の強烈で個性的なポスターも、誰かからの命令というより、使命感をもって自主的に描いていて、無記名であり、誰が描いたのか現在ではわからないとのこと。

f0046691_1712823.jpgまた、唐さんの友人で、当時革命京劇を演じていた方が、そのころの歌を披露して、雰囲気を再現してくれました。

もう一度講演を開催してほしいとの問い合わせが多く、6月30日(金)の6時30分より、もう一度、唐 亜明さんに、講演をしていただくことになりました。
[PR]
# by gem-art | 2006-05-24 17:05 | ギャラリーTOM

ギャラリーТОМ&ユトレヒト 版画との出逢い

f0046691_14465690.jpg

ジェム・アートでは、ギャラリーТОМとユトレヒトとの共同企画で、二つのイベントをおこないます。

『アーティストの本箱』 6月3日(土)から6月25日(日)まで
『版画との出逢い』   6月27日(火)から7月17日(月)まで

「アーテイストの本箱」では、ギャラリーТОМで展覧会やレクチャーをお願いしているアーティストや研究者から古書を寄贈していただき、本箱を並べて安価で販売します。

「版画展」では、ギャラリーТОМと親交のある、マックス・アンリ・ドゥ・ラミナ氏、ТОМ開館時より、展覧会開催や、視覚障害者のための企画にご協力してだいている彫刻家・堀内正和氏、掛井五郎氏の版画を展示販売します。

↑写真は、マックス・アンリ・ドゥ・ラミナの〈ビュラン〉という技法を用いて制作した銅版画作品『でも、必要な空間はあるのに』。

f0046691_15152239.jpgドゥ・ラミナ氏は、アーティストであると同時に、ポンピドゥー・センター「こどものアトリエ」において、想像力にみちた方法で子どもたちに現代美術をわかりやすく伝えるプログラム《こどもに伝えるアート》を先駆的に開発している美術教育家でもあります。

この二つのイベントの収益は、先日読売新聞でも取り上げられ、問い合わせを多数いただいている、『文化大革命時代のポスター展』の開催費にあてさせていただきます。この展覧会は、ギャラリーТОМにて、5月13日から7月2日まで開催します。
[PR]
# by gem-art | 2006-04-30 15:23 | ギャラリーTOM

村田実・監督『日輪』 撮影所の前で、岡田嘉子と。

f0046691_16201815.jpg

村山知義と映画のかかわりは、1926年公開の村田実・監督の映画「日輪」で、セットとコスチュームを担当したのがはじまり。

上の写真は、撮影所の前でのスタッフ。左から知義、3人目が村田実、一人飛んで岡田嘉子です。

知義も、自ら監督した映画を制作しようと意欲を燃やしますが、実現したのは、1936年のP.C.L.映画、『恋愛の責任』。脚本も手がけています。

ギャラリーТОМでは、映画史研究家の田中眞澄さんの構成で、2004年に『村山知義・映像往来』という展覧会を開催しました。その際、ТОМに所蔵されていた貴重な資料を田中さんに調査・検証していただき、はじめて村山知義と映画との関わりを明るみにしました。

追々、このブログでも、それらの資料の紹介もしていきたいと思います。
[PR]
# by gem-art | 2006-04-16 16:36 | 村山知義

新日曜美術館の撮影

f0046691_13224093.jpg
本日、新日曜美術館の撮影取材がありました。

写真は、カメラを前に、熱弁をふるう掛井五郎さん。

「誰でも芸術家になれるんだ!」
「いたずらに個性を主張する時代は、もう終わったんだ!」

4月16日の「新日曜美術館」で放映されます。
[PR]
# by gem-art | 2006-04-07 13:23 | 掛井五郎

ギャラリーТОМとユトレヒトの“アーティストの本箱”

f0046691_1728557.jpg

ギャラリーТОМでは、5月13日から7月2日まで、「あの失われた紅海洋の時代-文化大革命時代のポスター展」を行います。

中国の文化大革命(1966‐76)に赤いポスターが中国全土に貼られていました。その光景はまさに紅い海のようでした。

本年は文化大革命から40周年になりますが、このプロパガンダポスターを政治的な視点ではなく、視覚デザイン、コミュニケーションなどとして考えます。

その展覧会を開催するための費用の一部を、ジェム・アートで開催する『ギャラリーТОМとユトレヒトの“アーティストの本箱”』と題したイベントの売り上げから、充てたいと思っています。

このイベントは、ギャラリーТОМに集うアーティストたちより、不要になった古書籍を寄贈していただき、それらを、若者たちに人気の本屋さん『ユトレヒト』の江口さんに、アレンジしてもらってジェムアートで展示販売する、というもの。

こちらの会期は、前半が、6月3日から6月25日、後半は、堀内正和やマックス・アンリ・ドラーミナの版画なども一緒に展示して、6月27日から7月17日まで。

彫刻家や小説家、建築家、文化人類学者など、さまざまな方々から、少しづつですが、本が届いております。

読者のみなさんのなかでも、処分を考えておられる本や雑誌がございましたら、ギャラリーТОМへご連絡の上、お送りいただけましたら、うれしく存じます。

ギャラリーТОМ
TEL:03-3467-8102
[PR]
# by gem-art | 2006-04-01 18:24 | ギャラリーTOM

村山籌子と村山知義の結婚式

f0046691_1219572.jpgf0046691_12201012.jpg
















左の写真は、1924年6月、自由学園・講堂での挙式のあとのスナップ写真。
右は、知義がデザインした葵館のロビーでの二人。このとき籌子は、亜土(ギャラリーТОМの前館長・故人)を宿していました。

高松の千金丹本舗の長女だった籌子は、自由学園の第一期生として入学。『婦人之友』の記者としても活躍していたところへ、ベルリンから帰国した知義と出会います。

「あの人と結婚すると苦しいよ」

自由学園のミセス羽仁は、籌子にこう語ったといいます。

その言葉どおり、結婚後の知義は、前衛美術運動に明け暮れ、やがて左翼思想に染まり、三度のブタ箱入り、終戦前後には、朝鮮に亡命(正確には亡命ではないようです)。。。

そんな知義を支えながら、家事や子育ての合間に、籌子は、明るく奇想天外な童話をたくさん生み出しました。

それらの童話に、知義が挿絵を描き、『子供之友』や『コドモノクニ』誌上などに発表した作品は、いまでも多くの童画ファンの心を捉えています。

1945年の暮れ、朝鮮から帰国した知義を待っていたのは、重い肺結核を患った籌子でした。

翌年、枯れ木のように痩せおとろえた籌子は、休み休みの作業で、最期の作品『きりぎりすの かひもの』を創作します。

「これを出版して、その印税を葬式とお墓の費用にして欲しい、そのお墓は高松の父母のお墓に近くて、海の見えるところに建ててほしい」

終戦直後で経済的にきびしかった知義にこう告げた籌子は、同年8月4日、永遠の眠りにつきます。

f0046691_14313151.jpg長男・亜土は、母・籌子の思い出を綴った『母と歩く時』(JULA出版局)のなかでこう語っています。

「母の死に際は四十三歳という若さで、その準備を隅々まで黙々とととのえ、まことに見事であった」

籌子の願いは、死後まもなく知義によって果たされ、籌子がよく泳いだ屋島や女木島のよく見える丘の中腹に建てられました。2002年に亡くなった亜土も、母とともに眠っています。

また、1996年には、籌子が最も愛した大的場海岸に近い浜の町公園に、彼女の記念碑が建てられています。そこには、籌子の遺言の歌が刻まれています。

   われは
   ここに生まれ
   ここに遊び
   ここに泳ぎ
   ここに眠るなり
   しづかなる
   瀬戸内海の
   ほとりに
[PR]
# by gem-art | 2006-03-25 14:31 | 村山知義

柳宗理の“道祖神”と、清水九兵衛の“みたらし”

f0046691_15332074.jpg

f0046691_15451325.jpgギャラリーТОМの竣工時(1984年)、視覚障害者が手で見る鑑賞に役立つようにと制作された、柳宗理さんの黒御影による“道祖神”と、清水九兵衛さんの白御影による“みたらし”。

ТОМの狭いスペースに置かれていたそれらの作品は、現在、川越市立美術館の広い野外スペースに移され、伸びやかにたたずんでいます。

2002年に完成した川越市立美術館は、ギャラリーТОМが開館時より取り組んできた“手でみる美術”を展示するスペースが設けられている美術館です。
[PR]
# by gem-art | 2006-03-22 16:07 | 柳宗理

保田春彦のお話と、掛井芙美のヴァイオリン

f0046691_122024.jpg

3月19日、ギャラリーТОМで開催中の『掛井五郎の動物記』のイベントで、掛井さんと親しい彫刻家・保田春彦さんのお話と掛井芙美さんのヴァイオリンの会をおこないました。

f0046691_1223374.jpg
「カケイは、ジェニアーレ(天才的)だ!」

掛井さんの作品を見て、かつて保田さんの妻、故・シルヴィア・ミニオ = パルウエルロさんが語った言葉からはじまって、「大人でありながら、子どものように純粋で生きた描線を描ける希有な作家」と、最大の賛辞を贈っていました。


f0046691_1362215.jpg保田さんのお話しのあとで、掛井さんの妻・芙美さんのヴァイオリン・コンサートがありました。

アンリ・ルソーが作曲し、ピカソなどを自分のアトリエに招いて奏したという珍しい曲などを、素朴であたたかい演奏で楽しませてくれました。
[PR]
# by gem-art | 2006-03-21 13:11 | 掛井五郎

自由学園「明日館」で、柚木沙弥郎のトコ。

f0046691_13165959.jpg

以前の記事でもちょっと触れましたが、村山知義がかつて踊りを披露したことがある自由学園「明日館」に関連して―。

f0046691_1337873.jpgギャラリーТОМで2004年に、村山亜土・原作の『トコとグーグーとキキ』に登場するキャラクターや物語の舞台となったアマゾンのジャングルを、柚木さんが、さまざまな素材を使用して制作した展覧会を開催しました。

そのときに鉄を使って制作されたオニオオハシの“トコ”が、自由学園の『明日館』で展示されている写真(柚木さんのお孫さんが撮影)がみつかりました(↑)。

f0046691_13424780.jpgジェム・アートで開催中の柚木沙弥郎と吉田喜彦の“ひなまつり”でも、さらに新しい素材や表現方法で、私たちを楽しませてくれています。
[PR]
# by gem-art | 2006-03-19 13:45 | 柚木沙弥郎