村山知義と村山籌子の線映画“3びきのこぐまさん”

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1931年11月、 婦人之友社家庭合理化展で公開された線画映画『三匹の小熊さん』。

f0046691_1257378.jpg婦人之友社に出入りしていた知義は、自由学園の第一期生だった岡内籌子と知り合い、24年6月に結婚します。その後、『子供之友』誌上で、籌子がストーリーを考え、知義が画を描いた『三匹の小熊さん』が人気キャラクターとなり、とうとう映画化までされました。

監督は、映画評論家の岩崎昶だったようです。

この映画が、VHSビデオで、「婦人之友社」から発売されています。

公開当時のものは、同社の職員によるちょっと堅苦しいナレーションで、画質も悪かったのですが、このビデオでは、女優の佐藤オリエさんが吹き替え、デジタル処理してクリーンな画像になっています。

ギャラリーТОМでも扱っております。
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# by gem-art | 2006-03-18 13:07 | 村山知義

掛井五郎の動物記 3月18日より

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ギャラリーТОМでは、3月18日より「掛井五郎の動物記」を開催します。

f0046691_12204825.jpg内藤廣・設計のТОМの空間一面に展示される掛井さんの躍動感あふれる作品から、生命の息づかいを感じていただけると思います。

ジェム・アートで、現在開催中の、柚木沙弥郎と吉田喜彦の「ひなまつり」とともに、楽しんでいただけましたら光栄です。
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# by gem-art | 2006-03-15 12:30 | 掛井五郎

葵館とアオイ・ウィークリー

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f0046691_15493491.jpg前回にひきつづき、村山知義関連です。

1924年の10月に赤坂溜池に完成した映画館「葵館」。

村山知義は、喫茶室と客席背面の設計、緞帳の制作を受け持ちました。建築設計は、のちに知義とともに「合理派建築会」を結成する吉川清作。

またこの映画館の週報「AOI WEEKLY」の表紙を27年ごろまで担当しています。




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# by gem-art | 2006-03-12 16:11 | 村山知義

村山知義 “意識的構成主義的小品展覧会”

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ギャラリーТОМの生みの親、村山知義。

1922年にベルリンに渡り、翌年帰国。「意識的構成主義」なる独自の芸術宣言を掲げて、1923年の5月に、神田の文房堂で初の個展“意識的構成主義的小品展覧会”を開催。

写真は、そのときの図録です。

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驚くのは、ページをめくると、いきなり知義がオカッパ頭で踊っている写真が出てきます。

彼は、画家という一つのジャンルにとどまることを嫌い、ダンスやパフォーマンス、舞台装置、室内装飾、建築、さらには劇作・演出家、映画監督などなど、あらゆるジャンルをシャッフルして自分を表現していきました。

あまり知られていませんが、戦後には、新藤兼人・監督作品の『人間』で、刑事役としてスクリーンに登場までしています。




f0046691_16244478.jpgそんな村山知義の、大正期の作品の一部が、現在、ジェム・アートの窓から見える、六本木ヒルズタワーの森美術館で開催中の『東京-ベルリン/ベルリン-東京展』に出品されています。
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# by gem-art | 2006-03-10 16:27 | 村山知義

ヨージ・ヤマモトの靴から生えてきた“表参道ヒルズ族”

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ジェム・アートのイベント『掛井五郎の部屋』が終わって、作品の返却のため、掛井さんのお宅に伺いました。

作品をアトリエに運び終わると、
「きのう出来た“表参道ヒルズ族”っていうのがあるんだけど、ちょっと見ていかない?」
とお誘いいただき、拝見しました。

「5年くらい前にねえ。芙美のために表参道で、ヨージ・ヤマモトの靴を買ってね。。。」

芙美さんというのは、掛井さんの奥さんのこと。

「買ったはいいものの、それから函からも出さずにそのままにしていて、きのう急に思い出して、函から取り出し、こんなの作っちゃったんですね。」

大きな口をあけて、あくびをしているのか、大声を出しているのか。。。思わずふき出してしまったので、失礼かと思いましたが、掛井さんもうれしそうにニコニコしていました。

掛井さんの、異貌の人体を目の前にしたとき、まったく何と評したらいいかわからなくて、いつも「いいですねぇ。」としかいえない私がなさけないのですが。。。なにか断崖絶壁に立って、「見ててごらん!」と逆立ちをしてみせて、「ほら、大丈夫でしょ!」と、こちらを安心させて微笑ませてしまうのです。

そして、どの作品も「病的」なところがひとつもない。

f0046691_16443947.jpg表参道ヒルズ族”のとなりには、無印良品のポスターがあって、よく見ると、掛井さんがその上にマジックで二人の人体を描きこんでいました。

長椅子のほか何もない空間で、くつろぐ二人の人体は、そのまま、掛井さん夫婦そのままに見えてきます。

「しぜんとこうなりました」

ポスターに書かれているコピーそのまま。。。

ギャラリーТОМで、3月18日からおこなわれる『掛井五郎の動物記』では、そんな掛井さんの生命力あふれた動物たちの作品を空間いっぱいに展示しますが、関連イベントとして、掛井さんが、心から愛する、掛井芙美さんのヴァイオリンコンサートをおこないます。

日時は、3月19日(日)の午後4時より。

狭いところですので、なるべく事前にご予約ください。詳細は、ギャラリーТОМまで。
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# by gem-art | 2006-03-09 16:54 | 掛井五郎

中川幸夫の“華”と、高田和子の“八雲琴”

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ジェム・アートでの“ひなまつり”に出品されている吉田喜彦さんの展覧会を、昨年ギャラリーТОМで開催しましたが、そのときの関連イベントとして、「月を見る会」をおこないました。

吉田さんの、多面体黒陶が、ТОМのメインギャラリーに配されたなか、高田和子さんと豊明日美さんによる、八雲琴と笙と三絃の美しく神秘的な演奏に、来場者全員が酔いしれました。

f0046691_12221882.jpg高田さんは、ТОМが開館して2年目(1986年)の堀内正和展のオープニングでも、見事な八雲琴の演奏を披露されましたが、当時の貴重な写真が、でてきました。

このときは、中川幸夫さんが生けられた華の前での演奏で、右の写真では、ちょっとわかりにくいですが、中川さんが、中央で満足そうに座られています。
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# by gem-art | 2006-03-07 12:40 | ギャラリーTOM

“ひなまつり”大盛況! hanaのクッキーも。

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昨日オープンした、柚木沙弥郎と吉田喜彦の“ひなまつり”。
おかげさまで、たくさんのお客さまがお越しになりました。

f0046691_12575925.jpg柚木さんが、ジェムアートのウィンドウ・ガラスに、アクリルペイントで、ひな祭りの装飾をはじめると、真向かいにある根津美術館の「雛人形展」に来られたお客さまも、こちらに寄ってくださり、狭い店内は、一時すし詰め状態に!

ほんとうにありがとうございます。



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f0046691_1310157.jpgひな祭りにあわせて制作された、清楚でほんのり色香ただよう吉田喜彦さんの茶碗や湯のみなどには、これまでの作風を知っている吉田ファンもびっくり。

また、陶製のブローチにも注目があつまりました。




f0046691_131955.jpg店内の片隅には、柚木さんのお子さんたちが運営しているホームメイドのクッキー屋さん“hana”のクッキーも置かれていて、こちらも大人気。

函やクッキーのデザインは、柚木さんが手がけられたもので、思わず「カワイイー」とつぶやいて手にとってしまいます。

4月30日まで、おこなっています。
どうぞお気軽におこしくださいませ。
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# by gem-art | 2006-03-04 13:22 | 柚木沙弥郎

柚木沙弥郎の“ネコの五人囃子”

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ジェム・アートの真向かいにある「根津美術館」では、現在、幕末から明治時代にかけての雛人形の展示をおこなっていて、連日多くの来館者でにぎわっているようです。

さて、こちら、ジェム・アートは、3月3日より、現代アーティストによる“ひなまつり”です。出品されるのは、染色家・柚木沙弥郎さんと陶芸家・吉田喜彦さん。

昨日、吉田さんの窯で焼かれた、柚木さん絵付けの雛人形が届いたとの連絡がありまして、さっそく柚木さんのご自宅へ拝見しにうかがいました。

f0046691_15401630.jpg待っていたのは、なんとも愛らしい、ネコの“五人囃子”。

そのほかにも、お伽の国からやってきたような、“お内裏さまとお雛さま”や、初々しい“桃太郎”などなど。

柚木さんにとっても、まったくはじめての試みですが、ここでも、しっかり柚木ワールドが展開されています。


それからしばらくして、こんどは、漆芸家の手塚俊明さんから、木彫の雛人形が届きました。これもまた、ほんとにステキです!
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柚木さんのデザインを、手塚さんが木を削り、漆を何度も塗って出来上がってきた作品。

もう、思わず手にとって、そのまま一緒に家へ連れていってしまいたくなる“お雛さま”。


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ぜひぜひ、お越しください。きっと、心なごむひとときをお過ごしいただけることと思います。

こちらも3月3日が待ち遠しいです。
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# by gem-art | 2006-02-27 16:09 | 柚木沙弥郎

柚木沙弥郎と村山亜土の“夜の絵”

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昨年末に、ギャラリーТОМで開催された『柚木沙弥郎2005』にあわせて出版された2冊の本。

一冊は、柚木さんのご自宅に、いつのいまにか住みついてしまった遠い国からの人形たちや民芸品を収めた『cafe samirou』。

もう一冊は、ТОМの館長だった、村山亜土の遺稿に、柚木さんが、味わい深い布を使用したコラージュ作品で、イメージを表現した『夜の絵』。

この「夜の絵」は、亜土さんの書棚を整理していたら、ハラリと落ちてきた古いノートに、書き込んであったもので、いつまでも描くことができない“夜の絵”を夢想する画家の、ちょっと悲しくて、美しい物語。

ギャラリーТОМとジェム・アートのほか、柚木さんのお孫さんが運営しているSAMIRO-NETでも販売しています。
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# by gem-art | 2006-02-24 12:17 | BOOK

作品から“小便小僧”!

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ギャラリーТОМで堀内正和のマケット作品をいじっていたら、中から“小便小僧”が出てきました!

片手をあげて、元気に用を足しています。

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これは、ピラミッド型の作品。四角錐なのに、切り口が五角形になっています。

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これは、メビウスの輪が、二本ねじれた作品。どちらが裏でどちらが表か。。。めまいが。。。

こんな不思議な“かたち”を自宅の書斎で、紙を切ったり貼ったりして、考えつづけた堀内正和さん。

彫刻家? 数学者? それとも、いたずら?

そんな堀内正和さんがデザインした形を、そのままシルクスクリーン・プリントして、Тシャツを作ってしまいました。限定70枚のТОМオリジナルТシャツです。
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# by gem-art | 2006-02-21 12:22 | 堀内正和